a | 顧問料のベース自体が高い税理士事務所。 ブランディングしている税理士事務所や旧態依然としている税理士事務所に多い。 また、やたらと不要な書類を郵送してくるのも特徴。 トップページのAとC2が該当 |
b | 最近よく目にする税理士事務所の「プレゼン」。 顧問料0円は、その典型。 常識的に考えれば、0円=何もしない という意味なので、単純な料金比較は、危険。 電話での相談回数が年間2回までとか、信じ難い条件があったりもする。 トップページのBが該当 |
c | 料金とサービスのバランスがとれた税理士事務所。 例え料金が安くても、最低限のことは、やってくれる。 トップページのC1とDが該当 |
税理士事務所の報酬には、「顧問料」と「決算料」があります。
「顧問料」 … 毎月発生。
「決算料」 … 年に1回発生(確定申告月)。
様々な税理士事務所の料金表を見ると、月々の顧問料が安い事務所があります。
でも、よく見ると、実は、決算料が高くて、結局、年間の総額は、他の事務所よりも高くなる場合があります。
「記帳代行」 … 売上や領収書の金額を税理士事務所が会計ソフトに入力する作業をいいます。
(参考)会社自らが入力を行うことを「自計化」と呼びます。
顧問料を支払えば税金関係のことは、大体してくれる、そう考えるのが普通です。
しかし、税理士事務所の中には、顧問料だけでは全く用が足りず、「別途」に費用が発生することを前提にしているところがあります。
当然、こういう事務所に依頼すると最終的に高くついてしまいます。
これは、この業界に入った当初の私自身の疑問でした。なぜ、15万も20万もするのか。
まだ新人時代だった当時、とても印象深い出来事がありました。
開業されて間もない会社の決算後のことです。
事務所の所長が社長さんに 「決算料は、15万円でよろしいですね?」
社長さん 「えっ?何ですか、決算料って?」
所長が決算料について説明すると、社長さんは、
「そうなんですか・・・。でも、そんなに高いんですか・・・」とうなだれていました。
事務所の端から事の次第を伺っていた私の頭の中は、次の2つの思いがありました。
この業界にしばらくおりますと、こういったことが何故、まかり通るのかがわかってきました。
税理士業界の規制に守られてきた旧き、悪しき「しきたり」が今もずっと残っているのです。
決算料が高い事務所とは、次の3つだと私は、考えています。
結局、どれにしても納得できるものではありません。